【体験談】居酒屋のアルバイト・社員で経験したこと
どうも、おれです。
9年間務めた会社を退社し、月収100万円フリーランスを目指しています。
2021年の目標は高校生、大学生、若い世代に向けた講演会を開くことです。
当ブログでは様々な書籍について記述しております。仕事や移動で忙しい方へ一言。
本は読む時代から聴く時代へと移行しております。詳細は下記
どうも、おれです。
9年間務めた会社を退社し、月収100万円フリーランスを目指しています。
2021年の目標は高校生、大学生、若い世代に向けた講演会を開くことです。
ご支援おねがいしします。
結論から話すと飲食業界が一番勉強になります。
自分は20歳で飲食業界へ足を踏み入れました。
自分が配属された店舗は個室を武器とする創作料理がメインのお店でした。
当時の福岡では個室のお店が少なく、お客さんが入れ替わり入るようなお店で
売上・コストだけを考えるような状況でした。
社員がそのようなことだけを意識していたこともあり、当時の自分もいかに速くドリンクを作るか、いかにお客さんを速く帰すか、といったことばかり考えていました。
愛嬌や愛想なんてなく、マニュアルどうりのオペレーション。
お客さんのことなど考えたことはありませんでした。
スタッフ間は仲が良かったこともあり、飲み会が多くあり、ボーリングやカラオケに行ったりとこれが人生の楽しみ方なのだと思っていたりしました。
自分が本当に心から飲食業界を楽しいと思えたのは22歳の頃。
その頃自分は役職的に言えば主任だったのですが新しく研修社員の方が入社してきました。
その方が初めて出勤してきたとき、自分に言いました。
「このお店のリピーター組数はどのくらいなんですか?」
頭がぽかんとしていたことを覚えています。
その方も軽く呆れた表情をしていたことが印象深いです。
ある日、飲みつぶれたお客さんがいらっしゃり、席で嘔吐した日がありました。
自分はアルバイトスタッフに
「おしぼり何個渡して自分たちで拭いてもらお~」と言いました。
そこに血相を変えたその方が言うわけです。
「おれたちで拭きにいこうや!お客さんも手を汚さずに済むやろ!
そっちの方がお客さんも「ここの店員さん優しい、気が利くって思ってくれるかもしれんやろ!」」
再び頭がぽかんとなりました。なにを言っているんだこの人はと思いました。
しかし、その方が笑顔で「大丈夫ですか?お水持ってきましょうか?」と親身になっている姿を見て、かっこいいと思った自分がいました。
翌日、いつもと同じようにフロアを掃除しているとエントランスのベルが鳴りました。
「まだオープンしていないのにな~」とか思いながらエントランスへ向かうと
「昨夜、嘔吐して席を汚してしまったから」と「ありがとうございました」と昨日のお客さんがペットボトルの飲みの飲み物を6本ほど持ってきて、御礼を言いに来られました。
びっくりしました。
その方が帰られた後、研修社員のその方は言うわけです。
「これが飲食業や」と。
意見は様々。賛否両論。「おしぼりを渡してもらうだけでいいわ」
みたいな意見ももちろんあるでしょう。
しかしその方はその瞬間に「この方がどうすれば喜んでくれるのか」を
考えた結果、こうして喜んでくれる方が1人いたわけです。
西野さんの伝説のスピーチ。自分はめっちゃ好きです。
「コミュニケーションとはどのようにすれば相手が喜んでくれるのかを考え、
行動することだ」
そこから自分は常に考えることにしました。
配膳するとき、団体さんが予約してくれたとき、遠方からご来店して頂いたとき。
そうすることで一度来店して頂いたお客さんが再び来て頂けるようになりました。
自分のことを名前で呼んで頂くお客さんで席が埋まるようになりました。
そうした結果、売上が上がり会社から評価され25歳で九州にあるすべての
1つの業態を束ねるマネージャーまで上り詰めました。
偉くなりたいと思って行動はしていませんでした。それが楽しかったんです。
自分がそこに熱を持つことでその熱が部下に伝わり、アルバイトに伝わり一体感がありました。
コロナウイルスや健康増進法で外食産業は逆境に立たされています。
もちろん売上のことに目がいくでしょう。
ピンチとはチャンスなんです。来店して頂いたお客さんにマスクを配ればいいんです。
卓席全てに消毒スプレーを置けばいいんです。
こうゆう状況下でも来てくれたお客さんが感動してくれる行動はたくさんあるはずです。
こういうことを思いついたアルバイトがいた場合、そのレスポンスを早めてあげてください。
行動してください。
その行動はいずれ自分の価値になります。宜しくお願いします。